【第168回(2018/5/15)のお知らせ】<MINIMAL is MAXIMAL>
5月は、広島から建築家小川晋一さんをお迎えしてフォーラムを開催いたします。小川さんは、長年培われてきた幾何学的、そして直線美豊かなホワイトボックスという小川スタイルで、モダニズムを多分に意識させるドラマチックな建築の数々を世に送り出されてこられました。また、小川さんの作品は、外部空間と内部空間の明確な対話で構成されており、例えば周囲の景観を室内に取り込み、その解放感が内部空間を超越させるが如く無限な次元へ性質転換させて行きます。さらに、周囲の地形に馴染む水平性により、強い建築でありながら、敷地の場所性と協調して存在するハーモニーを醸し出します。結果、魅力的な建築が誕生するのです。最近では、小川さんは広島を拠点とした建築家としての活動から、東京にも事務所を開設され、瀬戸内海から太平洋へと国際的な活動を展開されています。また、教育者としても近畿大学にて教鞭をとられており、小川さんの熱心な指導により、数多くの優秀な建築家たちが社会に出て活躍されています。「地方から世界へ」というモデルにふさわしい小川晋一さんですが、フォーラムでは改めて小川晋一建築の魅力とその思想について語って頂きたいと考えております。(国広ジョージ)
■テーマ: MINIMAL is MAXIMAL
詳細&お申し込み先
■講演会: 2018年5月15日(火)受付18:00 開演18:30~20:00 【要予約:締切り5月11日(金)】
講演者:小川晋一
(建築家/小川晋一都市建築設計事務所/近畿大学工学部建築学科教授)
聞き手:国広ジョージ
(国士舘大学理工学部教授/日本建築家協会(JIA)副会長)
聴講費:建築家フォーラム会員=無料
法人会員(3名まで)=無料
一般ビジター=2,000円
学生・院生ビジター=1,000円
(聴講費は講演会当日に受付にてお支払いください)
■会 場: 大光電機(株) 大会議室 〒130-0026 東京都墨田区両国4-31-17 両国ビル10F
国広 ジョージ くにひろ じょーじ
1951年 東京都生まれ(米国籍)
1964年 渡米
1974年 カリフォルニア大学バークレー校環境デザイン学部卒業
1976年 ハーバード大学大学院デザインスクール修士修了
※アメリカで建築家として活動(1976-1996)
1997年 日本にて設計活動を開始
1998年 国士舘大学工学部助教授
2001年 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程単位取得退学
2003年 国士舘大学工学部(2007年4月より理工学部)教授
2006年 日本建築家協会(JIA)副会長2011
2011年 アルカシア(ARCASIAアジア建築家評議会)会長[2011-2012]
2011年 清華大学客員教授 [中国] (2011-現在)
日本建築家協会(JIA)、日本建築学会(AIJ)などでも広く活動。
小川 晋一 おがわ しんいち
1955年 山口県生まれ
1978年 日本大学芸術学部卒業
1977年 ワシントン州立大学建築学科交換留学
1984年 文化庁派遣芸術家在外研修員(在ニューヨーク)
1984年 ポール・ルドルフ事務所(ニューヨーク)
1985年 アルキテクトニカ(ニューヨーク)
1986年 小川晋一都市建築設計事務所設立
現在 近畿大学工学部建築学科教授
英国エジンバラ芸術大学客員教授
【主な作品と受賞及び著書】
2007 World of Calvin Klein with Shinichi Ogawa「THE HOUSE」
2012 150M WEEKEND HOUSE、 2017 SEASIDE VILLA
SDレビュー 1989 入選、 SDレビュー 1990 朝倉賞
SDレビュー 1991 入選、 SDレビュー 1992 入選
1999 「特集 小川晋一 Trans body / Supertraffic」 鹿島出版会
2008 「見えないディテール」 彰国社
2014 「ミニマル イズ マキシマル」 彰国社
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