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【第237回(2025/7/15)<森に棲むツリーハウスのつくり方>】

インドネシアのパプア島の山奥で、Korowai族は地上30mの上空に「ツリーハウス」を設営して暮らしています。インド北部のMeghalaya州の山奥で、Khasi族とJaintia族は生きた根を引き寄せて50mの橋「ルートブリッジ」を作っています。我々にこんなことができるでしょうか。文明が発達すると「できなくなる」ことがあるようです。
でもそんなことが「できる」人が小林崇さんです。森に暮らす棲み家を作り続けています。「ツリーハウスクリエイター」なんて魅力的すぎてちょっと羨ましくなります。流木を拾ってきて、木の皮を重ねて、まだ生きている新種の植物なのではと錯覚するような形態も生み出します。幼稚園にカラフルにペイントした遊具のような形態も生み出します。
木の幹を木材で挟むのは成長を阻害するから、今はまだボルトを挿すほうが木にはダメージが少ないそうです。でもボルトを挿さない方法がないかと一緒に考えることにしました。日本ではまだ「生きた木」も「枝分かれした木」も建築の構造材料とされていません。「木の皮」で縛る接合も規定されていません。だから「公式」に人を泊めてあげることができないのだと悲しい顔をされます。構造性能を証明する手段はなくはないけれど、なかなかそれだけの手間をかけられる計画は現れません。でも少しずつ、少しずつ、そんなことが「できる」ようになるために、ツリーハウスの作り方の細部を紹介していただきます。 (建築家フォーラム 幹事 佐藤 淳)

■講演会
2025年7月15日(火)  18:00~会場受付開始 (ライブ配信は18:15~接続可)
開演  :18:30~20:30 【要予約:締切り7月14日(月)】
講演者 :小林 崇 (日本のツリーハウス界の第一人者)
聞き手 :佐藤 淳 (建築家フォーラム幹事/東京大学准教授)

■ 会場
田島ルーフィング株式会社 東京支店 (秋葉原UDX21階)
カンファレンスルームOcean1-2

東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDX南ウィング21階
2階からオフィス用エスカレーターにて5階へ
5階から(南ウィング)オフィス専用エレベーターにて21階へ
※会場での受講は【先着50名限定】となります。
※併せてインターネットによるライブ配信(Zoom)を行います。(先着100名)

■交通機関
JR線「秋葉原駅」電気街口より徒歩1分
駐車場 有
※地下に駐車場(有料)がございますので各自でご精算をお願い致します

参加費
■会員:無料 法人会員:(3名まで)無料 【会場参加】【ライブ配信】
※法人会員で4名以上からは、一般ビジター扱いとなりますので【会場参加】は¥2,000、【ライブ配信】は¥1,000となります
■一般ビジター:
【会場参加】¥2,000 【ライブ配信】¥1,000
■学生・院生ビジター:
【会場参加】¥1,000 【ライブ配信】¥500

講演会お申し込み
建築家フォーラムのホームページ(https://kenchikuka-forum.com)よりお申込みください
課金が発生する申し込みの場合は、Peatixへのリンクからお申込みをお願い致します
→ https://kenchikuka-forum-visitor237.peatix.com

問合せ
建築家フォーラム 事務局/磯永聖次
E-mail:isonaga@kenchikuka-forum.com 当日緊急連絡先:090-7175-8809

小林 崇こばやし たかし
日本のツリーハウス界の第一人者

1957年、静岡県伊豆生まれ。
日本のツリーハウス界の第一人者。
毎年オレゴン州で開催されるツリーハウスの国際イベント「WTC(World Treehouse Conference)」に日本から唯一参加するようになる。
2000年、ジャパン・ツリーハウス・ネットワーク(JTN)を立ち上げ、2005年には株式会社ツリーハウス・クリエーション(THC)を設立。
現地の風土や人、素材を活かしたストーリー性のあるツリーハウスは、世界的にも高く評価され、これまでに国内外で150棟以上を手がけてきた。ツリーハウスを通して、既存の枠に囚われない自由で豊かな世界観を提案し続けている。

「むずかしいテーマをやさしく やさしいことを深く 深いことを面白く」

建築家フォーラム2025年度は代表幹事:古谷誠章、幹事:今川憲英・国広ジョージ・手塚貴晴・安田幸一
藤村龍至・吉村靖孝・栃澤麻利・大西麻貴・佐藤 淳/監査役:可児才介・森暢郎で運営しています
建築家フォーラム 事務局 磯永聖次/ホームページ  https://kenchikuka-forum.com

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