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【第172回(2018/10/23)のお知らせ】<東京都庭園美術館における文化財建造物と庭園の復原と活用>

東京都庭園美術館は、旧朝香宮邸を中心として、その美しい庭園とともに一般公開してきた美術館であります。その本館は昭和8年に竣工し、アンリ・ラパンの内装デザイン、入口部のルネ・ラリックのガラス工芸など20世紀初頭の日本のアール・デコ様式を代表する建築として知られています。

安東直さんを中心とする設計チームは、美術館の計画から今年の全館開館まで、一連の整備事業を9年間に亘って担当してきました。本館の修復・復原と新館増築の設計、庭園、茶室、付属建物の復原と改修など、文化的な価値を尊重しながらの設計はさぞや大変なご苦労があったに違いありません。この成果が評価され、平成27年に本館と共に茶室・車庫・倉庫・正門等の建物群が国指定重要文化財に指定されました。

社会的なストックをどのように活用して行くかが問われる今日ですが、この度、安東さんに東京都庭園美術館の設計プロセスや設計手法を紹介していただく貴重な機会をいただきました。皆さま、奮ってご参加ください。(紹介文:安田幸一)

■テーマ: 「東京都庭園美術館における文化財建造物と庭園の復原と活用」

■講演会: 2018年10月23日(火) 受付18:00 開演18:30~20:00
        【要予約:締切り10月19日(金)】

 講演者:安東 直(株式会社久米設計 常務執行役員 設計本部 副本部長兼設計長
 聞き手:安田 幸一(東京工業大学教授/安田アトリエ主宰)

■会 場: 大光電機(株)両国ビル 講演会:10F 東京都墨田区両国4-31-17
TEL:03-6658-5720

■参加費:建築家フォーラム会員=無料                     
       法人会員(3名まで)=無料
       一般ビジター=2,000円
       学生・院生ビジター=1,000円

■お申込みについて
建築家フォーラムのメンバーの方は、専用のFAX申込用紙もしくは、
 E-mailにてご予約下さい。

■問合せ
 建築家フォーラム 事務局/重巣・秋田   
 10月23日当日連絡先:070-1268-0110(重巣)
  TEL:03-6658-5720 FAX:03-5600-7797
  E-mail:kentikuka-forum@kentikuka-forum.net

​ 安東 直 あんどう すなお
 1958年 福岡県生まれ
 1982年 早稲田大学理工学部建築学科 卒業
 1982年 株式会社久米建築事務所(現・株式会社久米設計)入社
 1989年〜1990年 久米オーストラリア
 現在  株式会社久米設計常務執行役員 設計本部 副本部長兼設計長

【主な作品と受賞及び著書】
 2016年 日本建築学会作品選奨(東京都庭園美術館)
 1990・1997・1999・2009年 BCS賞、
 公共建築賞、日事連賞、グッドデザイン賞、SDA賞、JSCA賞等
長崎原爆資料館、四日市ドーム、いのちのたび博物館、大和ミュージアム、
 大分県運転免許センター、ライトオン本社、トンボ鉛筆本社、上海パークプレイス
 九州歴史資料館、国立がん研究センター新研究所、有明アリーナ(工事中)、
 国立アイヌ文化博物館(工事中)

 安田 幸一 やすだ こういち
1958年 神奈川県生まれ
 1983年 東京工業大学大学院建築学専攻修了
 1983-02年 日建設計勤務
 1989年 Yale School of Architecture M.Arch
 1988年-91年 Bernard Tschumi Architects
 2002年 東京工業大学准教授、安田アトリエ設立
 2007年 東京工業大学教授、安田アトリエ主宰

【主な作品と受賞及び著書】
 村野藤吾賞・日本建築学会賞
  「ポーラ美術館」
 日本建築学会作品選奨
  「東京工業大学緑が丘1号館レトロフィット」
  「東京工業大学付属図書館」
 グッドデザイン金賞(通産大臣賞)
  「TOTOレストルームアイテム01」

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