2020年初めのフォーラムは、いよいよ小堀哲夫さんの登場です。ここ数年の建築界を代表する賞を総ナメ(!)した小堀さんご自身に、彼のものづくりの信念をゆったりと語っていただこうという企画です。ルイスカーンの言葉にも影響を受けたという「place of availability」というタイトルには、「人々に時間を超えた“恩恵に満ちた空っぽな間”」を提供したいという彼の思いが込められています。
今回は、3つの建築「ROKI Global Innovation Center-ROGIC-」「NICCA INOVATION CENTRE」「CLOSS LIHGT」についてお話していただきます。小堀さんの作る建築空間には、シンプルな構成でありながら、その場所を取り巻く環境を深く読み込んだ上での様々な思索が空間の中で飛び交い葛藤しているような、そんな熱い空気を感じます。(安田幸一)